PROFILE
Soprano
垣岡 敦子(ソプラノ・オペラ歌手)[Atsuko Kakioka]
©Fukaya Yoshinobu/auraY2
同志社女子大学学芸学部音楽学科声楽専攻を首席で卒業。
同大学音楽会頌啓会特別専修生修了、大学在学中にオペラデビューを果たし、その後、数々のオペラをはじめソロリサイタル・デュオリサイタルに出演。
2000年、イタリアに渡り、ミラノ音楽院にてミラノ・スカラ座指揮者のD・マッツォラ、ピアニストのM・ブッロ、同劇場アカデミアボイストレーナーのM・Bカゾーニ、G・ロールミ、G・カネッティ他各氏の元で研鑽を積んだ。
2010年より基盤を日本に移し帰国後は、林康子氏の元でさらに研鑽を積んでいる。
2002年3月イタリア・ヴァルセージアの歌劇場で「ラ・ボエーム」のムゼッタ役でデヴューを果たした後、ミラノを拠点にイタリア、スペイン、ウイーンなどで数々のオペラ・コンサートに出演、特にウィーン楽友協会での第九のソロは、超満員の聴衆を魅了した。
スペインでは、音楽雑紙「L‘OPERA」に”素晴らしい響きを持ったソプラノ特に高音は羨むほど伸びのある柔らかい響き“と高評を得た。
ミラノ在住期間中も日本には度々帰国し、ソロリサイタルをはじめとする様々な公演に出演。大阪・いずみホールで行われた「垣岡敦子ソプラノリサイタル」において、大阪文化祭賞奨励賞を受賞し、“その声は、透明感に溢れる美しい声と独特の華がある舞台”と絶賛された。
また、読売新聞主催のプッチーニ生誕150周年「日韓オペラガラコンサート」にテノールの市原多朗氏と共に日本代表として選出され高評を博す。
2009年にイタリアより完全帰国し、2012年10月東京に於いて初ソロリサイタル“Amore~愛の歌Vol.1~”を開催し好評を博す。
オペラでは、2013年2月年東京・新国立劇場中劇場にて日本初演オペラJ・オッフェンバック「ロビンソン・クルーソー」のエドヴィージュ役に抜擢されて高評を博し、引き続き同年7月同劇場にてO・レスピーギ「ラ・フィアンマ」の主役、2015年7月F・アルファーノ「復活」の主役を歌い、特に「ラ・フィアンマ」では、日本人離れした声の響きとその容姿は新聞他各方面から絶賛され、今後更なる活躍が期待されている。
2012年よりシリーズ化している垣岡敦子ソプラノリサイタル“Amore~愛の歌~”(東京・紀尾井ホール・王子ホール・白寿ホールにて開催)をはじめ毎年開催されている”父の日コンサート“も合わせて本人プロデュースの照明を取り入れての演出のコンサートとして定評がある。
2014年には紀尾井ホール続けてサントリーホール(大ホール)にて日本フィルハーモニー交響楽団との共演でのリサイタルの成功を収めた。(ゲストテノール 福井敬)
日本クラシック音楽コンクール最高位をはじめイタリア・コルテミッリア国際コンクー2位、RE-SE-JONG国際コンクール3位などを受賞。
ファーストアルバム「CUORE」(制作/東芝EMI)、セカンドアルバム「Amore」~愛の歌~をリリース
藤原歌劇団・日本オペラ協会所属 日本演奏連盟所属
現在、東京都在住
MESSAGE
いろいろな可能性を秘めていて、
実現できる人であることを、
断言します。
ミラノ・スカラ座アカデミア ヴォイストレーナー
オペラ歌手
ビカンカマリア・カゾーニ
私の親愛なる敦子。
何よりもまず始めに、この言葉をあなたに述べたい。
「このコンサートで、あなたのキャリアが益々発展し、成功しますように。」私は確信しています。あなたの確固たる素晴らしい素質と表現豊かな素晴らしい声によって、色々なことが実現できることを…。そして、それらは本物であり、本当に価値のあるものであることも付け加えたい。私はあなたとのレッスンで、あなたの声を通して東洋人ではなくイタリア人のような素質を常に感じています。敦子、あなたはわかっていますか?世界のオペラ界には素晴らしい多くのオペラ歌手がいます。彼らは光り輝く素晴らしい声とそして、知的な歌を歌うことができる。でもあなたはこのごく少ない一部の歌い手になれる全てを持っていて、そして可能にできる人です。この神様からの贈り物を大切に育てなさい。あなたが初めて私のところに来て歌った時、歌の中に表現豊かな声で、あらゆることができる能力がある非常に重要な声であることは、すぐに理解できました。あなたのテクニックも益々洗練された、貴重なものになりつつあります。
敦子、私はここにあなたがいろいろな可能性を秘めていて、実現できる人であることを、断言します。オペラ歌手としての人生、素晴らしい声、演技力、そして素晴らしい素質でもって、世界に羽ばたいて下さい。いつも前向きに、私の親愛なる敦子。あなたは、すべて実現できる人。
その安定した素質と音楽性に接し、
天性の才能を見出しました。
ミラノ・スカラ座
副指揮者兼ピアニスト
ダンテ・マッツォーラ
私が垣岡敦子さんに出逢ったのは、彼女がミラノ留学中の時でした。私は彼女とのレッスンおいて、その安定した素質と音楽性に接し、天性の才能を見出しました。キャリアを積み重ねていくことの難しいこのオペラ界に、彼女は毅然と立ち向かえることでしょう。今日、彼女の強い願いと共に、その才能と成長の全てを出し切れることを願っています。そして最後に聴衆の皆様に楽しんで頂ける魅力的なステージとなるよう願っています。
がんばって!